いわて文化支援ネットワーク
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芸術鑑賞アシストプラン「いわてフィルハーモニー」
被災地では学校の芸術鑑賞事業の中止が相次いでいる。
その理由はホールの被災は勿論だが、経費を復興経費に充てるため学校の文化予算が吸い上げられていることが大きい。 県レベルではその代替経費負担は難しい。
こうした小中学校等の鑑賞事業をサポートし、併せて二次被害を受けているアーティストの活動支援を行うため、 盛岡のプロの演奏家を中心に、東京・仙台等からゲストを招聘し、管弦楽団「いわてフィルハーモニー」を編成する。
指揮は盛岡在住の寺崎巌(日本弦楽指導者協会理事)。演奏のほか、指揮者体験・演奏体験等のワークショップも行う。
いわてフィルハーモニー」は野田村、普代村、洋野町の3町村4ステージ(6月23日、24日の両日)。
7月24日田園ホール いわてフィルハーモニーチャリティコンサート トヨタ自動車 いわて日報こずかたセンターなどの協力で実施 18万円を超える支援金が集まった。
その他1箇所は岩泉町を10月に予定している。
演劇鑑賞支援はニーズを把握の上、在京劇団の招聘を軸に検討。

楽器アシストプラン

沿岸被災地で流失したピアノ等の楽器の新たな購入や修復、寄贈ピアノの配送などの支援を行う。
なお、宮古市界隈で被害のあったピアノは約100台。仮設住宅ではピアノの音が障害となり、ヘッドフォンで聞く電子ピアノが必要となっている。
企業メセナ協議会のGBファンド助成決定(第二次配分)
6月17日現在、仮設住宅へ電子ピアノ4台購入支援、陸前高田市太鼓グループにバチ20セットの購入支援(伝統的イベントアシストと関連)を確定。
寄贈中古ピアノの配送(手配済)

高校文化部活動アシストプラン

音楽・演劇・美術等の部活動の支援も必要とされている。 地域の指導者が被災し、指導もままならぬ状況があり、高校教師をサポートする意味においても地域の専門家を軸とした支援を得て行うことが有効である。
支援内容は次のとおり。
1、ワークショップ、実技指導、合同発表会などの技術向上への直接的支援。
  2、被災し消失した部活動に必要な物品の提供とし、支援講師は継続的に芸術文化活動に携わり、社会的に一定の評価と実績を有する者とする。
3、支援高校は5校程度。

伝統的イベントアシストプラン

全壊した陸前高田市の伝統行事(動く七夕)と全国太鼓フェスティバルの支援。
動く七夕は、七夕飾りの山車を製作し大きな太鼓を打ち鳴らしながら練り歩く奇祭で、陸前高田市が全国太鼓フェスティバルを行う動機ともなった行事。
例年、通常12台の山車が繰り出されるはずだが、残されている太鼓は修理中も含め3台。
1台の購入を支援するほか、太鼓フェスティバルの舞台製作の支援を検討する。

地域文化アシストプラン

地域で継承されている民俗芸能の復興や、地域のことばを活用した語り・演劇・朗読等で地域文化の継承をサポートする。
地域で伝承されている民俗芸能は、芸能保持者の被災・転出、用具の流失によって大きな痛手を受けている。 岩手県は全国でも有数の民俗芸能の宝庫でもある。 特にも国の重要文化財で神楽宿を巡業する形式で特色ある宮古市の黒森神楽は、沿岸の神楽宿の多くを失っている。 このため、県外公演のサポートや内陸部(盛岡)での神楽宿企画を支援する。
また、岩手県芸術文化協会ほかの文化団体と協力し沿岸被災地の劇団や音楽グループの活動支援を行う。

被災地慰問及び支援公演アシストプラン

演劇においては、日本演出者協会や岩手県演劇協会と連携し、劇団等の派遣協力を行う。
音楽においては「いわてフィルハーモニー」を核とした支援活動を行う。
また、AVN(アートビジョンネットワーク)や他の表現団体と提携し、美術・ダンス・文学等による支援活動を行う。
岩手県文化復興プランの提言書の作成
長期的な視野に立った提言と震災と文化にかかるフォーラムを行う。
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